金色の師弟


アデルの両腕がルイの腹に回され、ルイの背とアデルの胸がぴったりと隙間無くくっついた。

アデルはルイの身体ごと布に包まり、ルイの肩に頭を預けた。

「思った以上に、温かい」

「!」

アデルの吐息が素肌をくすぐり、ルイは身体を固める。

肉食動物に掴まった小動物のようなルイの姿に、アデルは少しだけ申し訳なく思った。

暖を取ると言ったのは事実だが、半分近くは下心があったりもする。

ルイに、触れたかった。

(こんなに小さかったのか……)

ルイの身体は特別華奢というわけではない。

騎士として過ごしていくうちに、身体には筋肉が付き引き締まっていった。

それでも、アデルにとってルイは小さい。

少しでも目を離せば、失ってしまいそうな程に。