堅く目を閉じ身体を縮こまらせるルイの姿に、アデルは苦笑した。
反応一つ一つが可愛くて、堪らなく愛おしい。
アデルは肘を曲げて、ゆっくりとルイの耳元に口を近付ける。
そして、耳元でそっと甘く深く囁いた。
「……知らないこと全部、俺が教えてやろうか?」
甘い囁きに、ルイの身体がびくりと震えた。
恐怖ではない。
期待だ。
ルイは目をつむったまま、震える唇で言った。
「そうやって……からかってばかり……」
アデルが本気で言っているだなんて、ルイには微塵も信じられなかった。
だから彼女は、やんわりとアデルを責めた。
普段なら軽く笑ってルイの頭を撫でるアデルが、黙ってしまった。
ルイは、そっと目を開ける。
アデルはルイと目を合わせ、微笑を浮かべた。
「なぁ、ルイ」
アデルは身体を起こすと、ルイの隣で片膝を抱えるようにして座る。
