マデラン山脈、麓の村で一日の休息を取ったのち、シェーダ、メルディ合同軍は出発した。
ライラの提案により、シェーダの二小隊とメルディの一小隊を兵種ごとにわけ、前衛後衛の二部隊にわけた。
前衛部隊ではクトラを隊長とし、剣士や騎馬を中心に編成された。
そして、後衛部隊はアデルを隊長とした弓兵部隊が進む。
エルク、ミーナはノルン、ゴードを中心とした実力ある数名と共に村に残る。
流石に、王と姫を同行させては危険すぎる。
そしてライラは、実状をこの目で見たいと言い、後衛部隊に付いていくことにしたのだった。
後衛部隊に付いていくのは、クトラの目付きが好きではないという理由なので周りも苦笑せざるを得ない。
