ライラは足を動かしたまま、眉間のしわを深めていく。
誰に対しても冷淡な態度を取ってしまう自分の性格が嫌になったことはない。
自分は事実を述べているまで。
その不遜な態度も周囲から煙たがられる原因だ。
離れていく人間は多かったし、それは当たり前だと思う。
そういう人たちを留めようとは思わない。
思わないが、隣を歩くルイには離れないで欲しいと願ってしまう。
ルイ程鈍感ではないライラは、自分の想いの理由に気付いている。
しかし、ルイ程素直でないライラには、その気持ちの表し方がわからない。
そっとルイを盗み見ると、彼女は少し頬を膨らませているものの、形だけのようだった。
証拠に、ライラの視線に気付いたルイは、微笑みを返した。
