ペーパースカイ【完結】

でも、今の私、ママのこと前ほど苦手じゃなくなったみたい。

今度そのことを輪子さんや芳明に話してみようかな。

「帰りは電車ね!憧子ちんこれから遠恋になるんだから、節約するとこはしなきゃね!」

「…糸目はつけないんじゃなかったの?」

「つけれるとこは、つけなきゃよ!」

ぷぷ。なんか笑える。

「あ、私バイトしたいな!してもいい?」

「しな、しな!あー、でも他の男の子に目移りしちゃダメだよぉ?」

「しないって」

……なんて。

わからないけどね、先のことなんて。

どうなるかわからない。私にだって芳明にだって。

それでも二人で決めたことだから、私は精一杯真面目に芳明との恋愛を続けていく。

新しい関わり方を、思いっきり楽しむんだ。

「…あれ」

隣にママがいないと思ったら、また後ろでコケてた。

「もー、しっかりしてよママ!」

「痛いよ~助けて憧子ち~ん」