いつも面白いお話ばかりだが…今日は面白くなかった。 私の場合、自分と重なって共感出来るなんて感想は無い。 だけど…… 「なぁ、どうして面白くないんだ?」 「!」 顔を上げると見知らぬ男性がこちらに向かって話しかけていた。 ――初めてだ。私に話しかけて来た人は。