「先日話し合い、俺が希を進学させることにしました。」 「駿河、本当か?」 淡島さんがそんなことを考えていてくれてたなんて思ってもみなかったから、私は目を見開いて固まってしまった。 「そうだよな、希?」 淡島さんは私に今までないくらいに優しく私を見つめた。 私はその顔につられて頷いてしまった。