そうしてとうとう面談の日がやって来た。 「すまない。遅くなった。」 淡島さんは少し息を弾ませながらスーツ姿でかけつけて来てくれた。 そんな姿を見て少しだけ嬉しくなってしまった。 「あれ?お母さんは?」 「…あ、どうしても急用が入ったようなのでいとこに頼んだみたいです。」 この口実は淡島さんとあらかじめ用意していたものだ。 「…そうか。じゃあ始めるか。」 この担任は2年目だ。 私の家庭の扱いを大体は知っている。