「……ちょっとだけ進学したいと思いました。」 「急にどうしたんだ?」 相変わらずの単語の少ない発言。 「こんな動機で決めるのはどうかしてると自分でも思いますけど……」 多分私は―――… 「もう少し…淡島さんとこうやって話していたいんです。」 私がそう言うと淡島さんは手に持っていたコップをガシャンと落としてしまった。