「ふふ…何でもないです。」 コレは言わないでおこう。何か失礼な気がする。 「……なら良いが…」 頭をポリポリと掻く淡島さんが少し可愛く見えた。 "ワンワン!!" あ、タマが吠えた。 「分かったよ、タマ。仕方ない。先にお前だけ飯食え。」 淡島さんは台所へ行くと棚からドッグフードを取り出し皿に盛って来た。