「はい。」 「…そうか。 ならば早速条件を設ける。いくら年が離れていようと男女が同じ屋根の下に暮らすのだから。」 …確かに淡島さんの言う通りだ。 そして淡島さんに言い渡された条件はコレだった。 一、あまりお互いに干渉しないこと。 二、一緒に暮らすのは私が高校を卒業して就職するまで。 三、サヨウナラは絶対言うこと。 ――こうして私の居場所は見ず知らずの他人の家となった。