「コレだけはハッキリと言っておく。 俺は希の兄ではない。」 「……じゃあ……どうして……鍵なんか……」 すると淡島さんの顔は苦しそうに歪む。 「…………本当は、条件3の時に全てを話すつもりだったんだが……」 三、サヨウナラは絶対に言うこと。 「―――仕方ない。 それに希が俺を見てくれたんだ。 もう……良いかもしれない。」 淡島さんは、私を無言で手を引き、家に帰った。 もしかして私は何かとんでもないことを聞こうとしているのではないだろうか――…?