私の答えを確認し、淡島さんはサラサラと紙に書き始めた。 「嘘を書いていないか確認させてもらうからね。」 そして書きながら景子さんに答える。 「確認だけにして下さい。 …あまりとやかく言われたくないので。」 「分かってるわ。それは私もよ。いとこの娘を知らない人に渡したなんて言えないもの。」 そうして景子さんにメモを渡した。