もしかして淡島さんは…淡島さんではなく、私の兄ではないのだろうか?
淡島さんは私の兄と同じ8歳年上の23。
この家に表札はない。
淡島遥というのは偽名で
私を住まわせてくれたのも兄だから。
好きだと言ってくれたのも兄だから。
景子さんが、淡島さんの書いた個人情報の紙を見た時、驚いた顔で淡島さんを見ていた。
淡島さんが過去の質問を嫌がるのは兄だとバレたくなかったのかもしれない。
きっとそれはいきなり居なくなって私に負い目を感じていたからだろう。
そしてこの鍵だ。
持っている人は他にも探せば居るだろう。
しかし、ここまでの条件が揃って持っている人は淡島さんしかいない。
淡島さんは……私の兄……


