「…それ程気にしなくても良いんじゃないか?」 「そうだね…」 些細なことだ。 気にすることなんかない。 しかしその夜。 私が学校から家に帰って数分後。 見計らったように淡島さんから電話がかかってきた。 『希、今日は帰り遅くなる。晩ご飯はいらない。』 それだけ言って通話は切れてしまった。 ……やっぱり少し変だ。 こんなこと一度もなかったのに。