変わった同居人



手を洗って仕切り直す。


…やっぱりお粥を作るのがベターだよな。


でも、栄養のあるものも食べて欲しいから淡島さんの分のおかずも作っておこう。


ちなみに今日は肉じゃがにしようと考えていた。


少しでも食べてくれると良いのだけれど。




「――――…希。」




「はい、何ですか?」




台所とリビングはつながっていて、ソファーとの距離はそれ程ない。




「……今日だけは俺の我が儘をきいてくれないか?」




淡島さんがこんなことを言うだなんて珍しい。


常に気張って生きている人は、時に打たれ弱くなると聞いたことがある。


淡島さんもそのタイプなのだろうか。




「私に出来ることなら言って下さい。」




私はソファーの傍にかがみ込んで座った。