「そんなに心配する程、淡島さんは駿河さんにとって大切な人なんだな。」 「え……」 「自分で気づいてなかったのか?」 萩原君が不思議そうに私を見つめる。 淡島さんが……大切…? 淡島さんと話して楽しいと感じるのも 落ち着くと感じるのも 気にかけるのも 全部、淡島さんが大切だと思う心からきているものなのだろうか? 「……………」 「希……」 呼ばれて俯いた顔を上げると樫木が悲しそうに微笑んでいた。 まるで今日の朝にみた淡島さんの顔みたいだ…