「ハサミで切り落として開けて見ないのか?」 そう、淡島さんの言う通りコレはただ手帳に付いてる鍵だ。 蝶番の部分を切り落としてしまえば中を見ることが出来る。 「いいえ。いいんです。」 だけど私はそんなことをしなかった。 「それは――――…」 淡島さんの続かない言葉の先を私は紡いだ。 「そうです。 きっと淡島さんが思っている通り私はまだ心のどこかで気持ちを整理出来ていないんです。」