恥ずかしさのため、少し早く立ち去りたくなった。 「俺、美味しいお店知ってる。」 要するにまだ諦めてないってことか。 「私お金持ってないですし、それに晩ご飯を作って母が待ってくれているので。」 私は嘘を吐いた。 そもそも見知らぬ名前も知らない男性に付いて行けるわけがない。