「こら、かっしー君。ひがむなよ。」 「いや、でもさ? コレはもうズルいを通り越して悲しさがこみ上げてさ……」 「落ち込むなよ…」 ――一体どういう状況なのだろう? とりあえず整理してみる。 まず佐伯さんは淡島さんがカッコ良い、と思ってる。だから私に紹介を激しく求めた。 次に樫木はひがみを通り越して落ち込んでる。 最後、そんな樫木を萩原君は慰めてる。 ………うん。大体分かった。