「あっちゃー…雨じゃん。」 隣で私と同じことを言う人が居た。 …まぁ、私には関係ないけれど。残念がる人を見ることなく私はそのまま歩き出す。 が、 「ちょいちょい、駿河さん。」 !? 私の名前を知っているだと…!? 「あー…そんなに驚くなよ。俺、樫木琉生(カシキルイ)。クラスメート。知ってけれ?」 この奇妙なおちゃらけた男子を知らない人は居ないだろう。 私とは違い、いつもクラスの中心に居る人だから。