宮間探偵事務所事件ファイル 3




「あの……どうしても、謝りたくて……」


天野に用があるんじゃなかったのか。


俯く八神を見る。


「この間、九条さんの前髪切ったの、わ、私なの。ごめんなさいっ。……ゆ、許してだなんて、言えないけど、ほ、本当に反省してて、それで、えっと……ごめんなさいっ」


バッと頭を下げられる。


ここには誰も居ないからいいものの、誰か居たら、次はなんて噂されるんだろう。


「気にしてない」


一言簡潔に述べると、八神は頭を上げる。


「な、なんで?だって、私っ……」


ぶわっと八神の目に浮かんだ涙を見てぎょっとする。


何で泣くの!?