宮間探偵事務所事件ファイル 3




「あのっ……!」


と、昇降口まで来たところで声をかけられた。


「あ……八神さん……」


下駄箱の前に立っている女子生徒を見て、天野が呟くように言う。


あぁ、この人が。


「私、先に行ってるから。用が済んだら事務所来れば?」


小さい声で隣の天野に行って、靴に履き替える。


「え!?ちょっ九条さん!?」


「まって……!」


ぐっと手を掴まれて、足を止める。


「……何?」


振り向いて私の手を掴む八神を見る。