「別に大丈夫。その噂も、八神凪の事も、気にしてない。……今回の事は、髪切るいいきっかけになった」
何ヵ月か前、ふと目が覚めて、リビングに行こうと階段を下りたら、私の事で、お母さんが泣いているのを偶然見た。
その時、初めてこのままじゃいけないと思った。
「だから、天野は気にしなくていい」
そう言って、この話は終わり、と言うようにハンバーガーを食べ始めると、みんなも遅い昼食を食べ始める。
「あ、学にはこれね」
瑠稀姉が思い出したように、学の前にお子様用のセットを置く。
「え!?何で!?ねぇ!何で!?」
学が立ち上がって声を上げる。

