「八神凪が駆流の事を好きになる。だが、駆流は潤佳の事を気にかけている。そこに恋愛感情があっても無くても、八神凪は面白くないだろうからな。詰まる所、ただの嫉妬だ」
あぁ、そういえばあの女子、『カケル君に近づかないで』みたいな事言ってたな。
「中3でも女は女って事か」
莉央兄が言った。
「……ごめん、九条さん。……謝って済むことじゃないけど……」
俯いて謝る天野を見る。
「関係ない。あんたは悪い事してない」
そう言った所で、拓真がいきなり立ち上がる。
「九条さんって……えぇ!?九条潤佳!?」
見事にシリアス(?)な空気をぶっ壊してくれた。
この空気壊してくれたのは助かったけど。

