「凪かどうかは知んないけど多分そいつ!そいつの頭鷲掴みにして10分ほど水につけ置きしたい!ってか、何で知ってんの?」
「今、拓真に訊いた」
「え、俺、左利きのクラスの女子には誰か好きなヤツが居るのか、もしくは彼氏が居るのか、の質問にしか答えてないんだけど!あ、あと駆流はモテるって事も言ったな」
それが何で犯人!?ってか犯人って何!?と拓真がみんなの顔を見回す。
鴉兄の隣の学は全くだ、と頷く。
「まあ、大体想像つくだろう。転校してきた男子が、みんなから嫌がらせを受ける女子を気にかけてたら」
鴉兄は莉央兄の隣のイスに座りながら言う。
瑠稀姉は自分の隣に拓真を座らせ、座る所が無くなった学は、隣のテーブルからイスを持ってくる。

