「服?」
「そう。今の髪型に合う服着せてみたい。足細いからさ、バッと出してみない?ショーパンとかで。身長気にしてるみたいだけど、それごまかすようなのも逆手に取っちゃうコーデも出来るし、それに──」
「瑠稀ちゃん、瑠稀ちゃん。若干潤佳ちゃん引いてるから」
まだ続けようとする瑠稀姉に、会計を済ませた莉央兄が笑顔で言う。
「ん?あ、ゴメンね?会計終わりました?じゃあ行きましょう!ありがとうございました!」
瑠稀姉は女性にお礼を言うと、美容室のドアを開ける。
「いーえー。またどうぞー」
笑顔で答える女性を見て、口を開く。
「あの、えっと……ありがとうございました。……また切る時は、ここに来ます」
「こちらこそ、ありがとうございました。また来るの待ってるよ」
こく、と頷いて、莉央兄と一緒に店を出て、瑠稀姉の後を追う。

