宮間探偵事務所事件ファイル 3




「さえぐ……」


声をかけようとして、白兎も一緒に居ることに気付き、とっさに入り口前の生垣の陰に隠れる。


ただ一緒に居るだけじゃ隠れたりしないが、雰囲気がアレな感じだったのだ。


アレって何かって?


つまり、白兎が告白するような感じだよ。


あ、白兎が何か言った。


数秒動きを止めて、三枝さんは頭を下げる。


フラれたな、これは。


「三枝さーん!忘れ物でーす!」


今出てきましたよ、と言うような顔をして声を上げ、こちらを向いた三枝さんに向かって携帯を持った手を挙げて振る。