「いえ、そんなことないですよ。……前に居た学校でもそんな事言われた事ないですし」 「えーっ。顔整ってるし、優しいし。ねえ?」 莉央さんを見て同意を求める。 「そうだねー。顔もだけど、手を加えないでその髪色っていいよね。似合ってるし」 色素が薄めの茶色い髪を見て莉央さんが頷く。 「え、あの……え?っとありがとう、ございます……?」 一階に着きビルを出る。 近くの駐車場に停まっている莉央さんの車の後部座席に遠慮する天野君を押し込み、続いてあたしも乗り込んだ。