宮間探偵事務所事件ファイル 3




潤佳と天野君と正門まで行くと、白いセダンが停まっていた。


それに寄りかかるようにして立っている香坂さんと目が合い、名前を呼ばれる。


香坂さんの元に駆け寄ると、大丈夫みたいだな、と言われた。


「うん。あのね、許してくれたの。ありがとう、香坂さん。でね、あそこのかわいい子が九条潤佳で、その隣のが天野駆流君」


「……いいの?」


紹介した2人をちらりと見た後、香坂さんがポツリと言った。


「何が?」


「凪の好きな人。天野君じゃないの?」


「え?あぁ、そういえば……」


「そういえばって……」