あれから…どれだけ泣いたのかしら……
目が赤くなる程…ずっと泣いてた…
日が暮れるまでずっと……
「あの…もう…大丈夫…。」
「あ…あぁ…。悪ぃ…」
「…ありがとう。」
「別に礼を言われる程の事じゃねーけど…。」
「ううん…良哉君が居なかったらわたし…」
「────……?」
「学校…辞めてた…」
「え…?お前にはたくさん友達居るじゃねーか…」
「ううん……」
「深くは聞かねーけど…あんま無理すんなよ…。」
「うん……ありがとう。」
「帰ろうぜ…。」
「うん…。」
「もう大丈夫なのか…?」
「うん…大丈夫…。」
明日…どうしよう…
ううん…大丈夫よ…
良哉君に元気貰ったんだもの…
それに…わたしは…祐哉君の事なんて………
好きじゃないわ……
絶対に……
美奈子に幸せになってもらいたいから…
わたしは祐哉君の事…諦めるわ……
「わたし…ここだから…」
「あぁ…。じゃあな…。」
「良哉君…!今日はありがとう…」
「あぁ。また明日な…。」
良哉君………
やっぱり…優しいのね……
"また明日…"か……
「ありがと!」
「あー…別に?」
「もう!知らない!さよなら!」
「また明日な!!」
「…………うん。」
え…………
美奈子……?
と…………
祐哉君………
「バイバイ!」
「おー、じゃーな!!」
─────…………
現実は…甘くないのね…
良哉君……
やっぱり……………
学校……辞めたい…
