〜俊也Side〜











夜。






助けて。




助けて。










夢の中のその少年はただそう叫んでいる。







でも容赦なくその少年をたたく茶髪の少年。









『うっせぇな〜


親みてぇになりてぇか?』






助けて。







怖い。





茶髪の少年は、いきなり鈍器を持ち出した。








少年は悲鳴をあげる。








嫌だ。嫌だ。嫌だ。













嫌…だ……















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「助け…!!!」





がばッ。









目覚める。

そこは俺のベッド。





またか…



またアイツの夢を見たのか…