〜俊也Side〜 夜。 助けて。 助けて。 夢の中のその少年はただそう叫んでいる。 でも容赦なくその少年をたたく茶髪の少年。 『うっせぇな〜 親みてぇになりてぇか?』 助けて。 怖い。 茶髪の少年は、いきなり鈍器を持ち出した。 少年は悲鳴をあげる。 嫌だ。嫌だ。嫌だ。 嫌…だ…… _______________ 「助け…!!!」 がばッ。 目覚める。 そこは俺のベッド。 またか… またアイツの夢を見たのか…