「なんで泣くんだよ。」 「ごめん。」 「なにが?」 「ごめん」 「いいよ」 そうやって笑いながら涙を流すあなたをもっと好きになった。 あなたは前みたいに笑わなくなった。 廊下で渡り廊下を見ることもなくなった。 私と話すこともなくなった。 あなたは野球部のエースではなくなった。