side美依



「実は…









侑くんのことホントに好きになっちゃった」



言っちゃった〜


恥ずかしい〜



侑くん止まっちゃった…



沈黙が流れる……


先に口を開いたのは侑くんだった…



「ごめん、美依もう1回言って?」


もう1回!?


う〜ん…しょうがない…



「だから侑くんのことがホントに好きになっちゃったの!!」


また侑くん止まっちゃった…



そしていきなり…



「よっしゃー!!」




侑くんはずっと待っててくれた


「ごめんね。遅くなって」


「そんなことねぇよ。俺は美依が俺のことを好きになってくれるだけで嬉しい」


「ん、ありがとう」


やっと自分に素直になれた…


きっと私は好きって言って振られるのが怖かっただけなんだ…


逃げてたんだ…



でも好きって言ってよかったよ




こんな私を好きになってくれてありがとう