side侑


観覧車に乗ってから美依がそわそわしてる


高いところが苦手なのか?


そんなわけないよな…



「なぁ美依さっきからそわそわしててどうしたんだ?」


「いや…何でもないよ」


「何隠してんの?美依が何か隠してること見て分かるよ。」


「じゃあ言う…」


「うん」




「実は…










侑くんのことホントに好きになっちゃった…」





は?


今の幻聴?


でも、俺、自分の耳で聞いたよね…



「ごめん、美依もう1回言って?」


「だから、侑くんのことホントに好きになっちゃったの!!」



今の美依が言ったんだよな…



絶対そうだよな!



「よっしゃー!!」


「ごめんね、遅くなって」

「そんなことねぇよ。俺は美依が俺のことを好きになってくれるだけで嬉しい」


「ん、ありがと」


あーヤベー!


まさか本気で美依が俺のこと好きになってくれると思わなかったし…


「ねぇ美依、キスしていい?」



「ん…///」




チュッ





「美依、顔真っ赤…」


「だって〜」


可愛すぎ…


もうヤバイ…


嬉しすぎる〜


「あ、侑くんもう降りよ」

もう下まで来ちゃったのか…



早いな…


しょうがないか…