最後の恋

side侑


美依と市原は遊園地に着いてからずーっとはしゃいでる…



ホントにあいつら子どもだな…


太陽なんか市原のことめっちゃ見てるし…


心配なんだろうな〜


市原それなりに可愛いし…



まぁ美依には負けるけど…



「太陽くーん、侑くーんあれ乗ろう!」



市原がさしているのはジェットコースター…



その隣で美依は焦ってる…


きっとジェットコースターが苦手なんだろう…



「真由…私乗らない…」



「え〜何でよ〜」



「ジェットコースター苦手だし…」



「今日は侑くんがいるから大丈夫だよ!ね、侑くん」


「おう」


「うぅー」


「ほら行くぞ」



美依は今にも泣き出しそうだ…


ヤベーこの顔ぜってぇヤベー



「侑くんやだよ〜」


その顔やめてくれ〜俺がおかしくなる!!


「大丈夫だよ」



俺は美依に言い聞かせた


何回か言ってると美依は安心したのかコクンッとうなずいてジェットコースターに乗ってくれた



「ねぇ侑くん…」


「ん?」


「手、繋いでいい?」


「いいよ、てか今日はずっと手繋がなきゃダメ」


「え〜…」


「じゃあ繋がない」


「うっ……分かったよ」



ラッキー!!


俺、今マジで嬉しい!!


てか美依可愛すぎだから


その顔俺の前以外で見せんなよ…