午後の授業めんどくさいな〜



屋上でさぼっちゃお(笑)




「先生、具合悪いので保健室行ってまーす」



「分かったぞ」



よっしゃー!!




屋上は風が気持ちいいな〜



ん?



誰かいる?



あ、向こうもこっちに気付いた。


誰だろ?



あ、池之内くんじゃん。


「あ、えーと、誰だっけ?」


「片桐です。片桐美依。」


「あ、そうだった。
 片桐さんもさぼり?」


「うん。なんか午後の授業めんどくさくなっちゃって
 ていうか、美依でいいよ。呼び方。」


「うん、じゃあ俺も侑でいいよ」


「うん!!わかった」


わたしはにこっと微笑んだ


チュッ



ん?


何か唇に生温かい感触が…




これってもしかして私、キスされてる!?






やっと唇が離れた



「今日から美依は俺の彼女ね」


「は?」


「お前に拒否権はないから」


は?



あ、侑くん行っちゃった…


何か頭が真っ白…


何が起きたんだかいまだに分かんないような、分かるような…