血の花

「うっ・・・ぁっ・・・!

新山さん・・・なんでっ・・!」

「ごめんねぇ?佐倉さん。

ちょっとしたことがあって・・・利用させてもらったよ☆

死んでくれて・・・・ありがとう。」

「はっ・・・・・痛いッッ・・・

あぁっ・・・・・」

ドンッ・・・・

その音は、助けを求めていた佐倉の腕が

力尽きて落ちた音。

「やっ・・・・ちゃったよ・・・」

なぜか、私の目から涙が溢れてきた。

「はぁ・・・何で・・・・

とにかく・・・帰らなきゃ・・・・」

立ち上がって、足を進めた。

・・・・あ。

「忘れ物・・・」

振り返って凶器を取ると、私はあることに気がついた。

「死体がっ・・・ない!?」

次の日ニュースを見ると、佐倉は失踪しているという形で

片付けられていた。

あのメールの送り主が消してくれたのかもしれない。

・・・・そうだ。

あのメールが本当なら・・・・あの花は、今咲いているかも?

・・・というかデマだったら困るし。私の苦労を返せって話。

そう思いながら、私は自転車にまたがってあの場所に向かった。