茜音は、ピンクのブラウスにふりふりの
白い長めのスカートに、ふわふわの髪の毛だった。

「ねえ、茜音。どの服がいいかなぁ」

私は普段あんまり服とかにこだわらないんだけど。
茜音がお洒落だから。私も人並みにお洒落しなくちゃって。

「これと、これと、これ!」

茜音のおかげですぐに決まった。

「ありがと」

私たちは合コンの会場にはしった。普通のカラオケボックスだけど。

男の人が二人座っていた。

「俺は、三浦 海斗」

三浦君の第一印象はちょっとヤンチャめの男の子って感じ。

「俺は、海斗のつきそいの、桜坂 元晴」

元晴…?同じ名前…。でも苗字違うし、もしもっくんだったら、私たちのこと分かるよね。もっくんなわけない。

期待してる私って馬鹿みたい。