俺様社長の溺愛

「そんなにあの子がいい?」

切ない目でオレを見つめた。

「オレには、アイツしかいない」


「…私は、遊びだった?」

「最初から、恋愛感情はないと

言ってたはずだ。香華も、承知の上

だったはずじゃないのか?」


「わかっていても、気持ちは、

止められない」


香華は、それだけ言うと、

書類を置いて、出ていった。


・・・

同じ、秘書課に配属したこと。

そのことで、

香華から離れたこと。

罪悪感がないわけではなかった。