今日から、また仕事。

気持ちを切り替えて、出社した私を

待ち受けていたもの・・・

ロッカーを開けて、絶句。

生ごみが散乱していた。


「なにこれ?!」

後ろから、聞こえてきた声。



「洋子さん・・・」


涙目の私を、洋子さんは抱きしめた。


「このロッカーは、もう使わないこと。

女のいじめは陰険だから嫌いなのよ。

私のロッカー使いなさい。他の空いた所、

さがすから、ね?」


なんて優しい洋子さん。

私は頷いて、仕事の準備を始めた。