俺様社長の溺愛

「会社の中にいるんじゃないんですか?」


「さっきまでいたんだが、

式が始まるって言うのに、

見当たらない・・・ったく、

何考えてるんだアイツ」



・・・

また、事件です。


「とにかく、探しましょう。

上の階は探しました?」


「大勢で探してるんだけどな・・

もう、見てるはずなんだが・・・」


「私、上を見てみますね?」


「悪いな、頼む」

私の頭をクシャッと撫でて、

走って行ってしまった。

・・・

雅也はどこに行ってしまったのか・・・

私も動き出した。