俺様社長の溺愛

「そろそろ行かないと、

皆が待ってる。」


春也はそう言って、自分の腕を

差し出した。



「・・・わかりました」


「心の準備は出来てるか?」


歩きながら、私に質問する。


「出来てなくても、

行くんでしょう?」


「当たり前だ。200人のお客さんが、

俺達を待ってるんだからな?」


「・・・やっぱりやめようかな」


「もう、遅い」

春也は、私をグイグイ引っ張った。