出張から帰ったオレは、

会社にいるはずの人の姿を探した。

・・・

なぜ、どこにもいない?


秘書室も、

給湯室も、

他の部署も、

どこにも、姿がなかった。

「社長」

オレを呼んだのは、藤田だった。



「・・・岩下を見なかったか?」


「そのことでちょっと・・」

オレと、藤田は、社長室へ向かった。


・・・

手渡されたのは、辞表。

・・・

誰のだ?

オレは藤田の顔を見た。