投「よくお前あんな奴とバッテリー組めてるよな」
もちろん投手に聞こえないように言っている。

捕手「いやあんなに喋らないのは投さんにだけっすよ」

捕手は雄一の一年生である。

投「えっ!あれ俺にだけなの!?」
この時の俺はまだ半信半疑だった。
しかしそれからすぐに信じざるおえなくなった。

投手「おい!捕手。そこの俺の鞄取って、あっ!あとこの前練習付き合ってくれてサンキューな」

俺は膝から崩れ落ちる。
そんな俺に投手は気づいた。

投手「……ピーマン」

投「いや今さら無理だから!もう俺お前の流暢な日本語聞いたから!」
そんな光景を端から見ていた。
田中 一番が俺達に話しかける。