ねぇ、覚えてる?初めて逢った日のこと。

無理よね。あなたみたいなバカが覚えてるわけないもん。



 こんなんになるなんて思ってもなかった。

あなたは私にとってきっと「特別」なのね。



 あなたは、本当にバカよ。

他人の気持ちにも応えてやれないなんて…

バカというより人間失格って言葉のほうが

あなたには似合ってるんじゃないかしら。



 胸が苦しい…

別に、心臓発作とかでもなんでもない。

でも、目を閉じるたび

あなたが瞼の裏に現れて

私の記憶を呼び覚ます…




  ねぇ、あなたはどこ?

  どこにいるの?

  あなたに逢いたい。声が聴きたい…