俺の冷たい彼女



手加減なんかしたら、負けるじゃんか


奢るのなんて、真っ平だね。



「なぁ、李玖。」


気づくと、祐樹が俺の肩を叩いていた。


「なに?」

「…気のせいかな、小体育館が騒がしい気がする…」


……言われてみれば…


騒がしい気がする…