俺の冷たい彼女



放課後、祐樹と別れて、下駄箱に続く廊下を歩く。

バスケ部は、今日はオフの日だから練習はない。


と、


「あははっ」


と、楽しそうに笑う男女の声が、下駄箱の辺りから聞こえてきた。



いいね〜、楽しそうでさ。

ラブラブでさ。


そんな事を思いながら、その声の方に近づいていった。