「…なんの用?」


相変わらず、琉羽は冷たくて、不機嫌な声を出した


ただ、来ただけじゃん…


「今日もダメか?」

「うん。今日はダメ…」


…ん?

今日‘は’?


「明日ならいいの?」

「んー…、うん。大丈夫だよ。一緒に帰る?」


マジか!!


「おぅ、なんか奢る」

「ホント!?じゃ、アイスね!!」

「ははっ、分かったよ。んじゃ、明日な」

「うん♪」


俺は琉羽の頭を優しく撫でて、教室に戻った


琉羽の頭を撫でるのは、付き合う前からの習慣。


……それにしても