そして正嘉君が押し入れを開けた。
バレてないよね…?
「別に何もしてないよ!」
「そ…そうなんだ。萌紅ちゃん早く遊ぼうよ」
「うん!」
押し入れから出ようとすると、慎也君がうちの腕を掴んで引き戻した。
「待って。後ちょっとだけ。後で行くから正嘉君は、あっち行ってて!」
「う…うん。じゃあ来てね…」
慎也君はパタッとしめて
「次は萌紅ちゃんからして?」
「えっ!何で…」
「俺の事嫌いなの…?」
「…嫌いじゃないってば!」
ついムキになった。
「ごめん…。俺…うっ…うぅ」
泣いてる声が聞こえて可哀想になった。
「ごめん。分かったよ…。うちからして